早くも8月。
あっという間に過ぎました。
HPのアップもままならず、
という感じです。
夏講習が始まり、特に総合型入試を受ける生徒さんがいらしています。
志望理由書、課題小論文、小論文入試のための小論文の勉強と多岐にわたって大変です。
志望理由書が書けないという生徒さんが多いです。
その大学に行きたい理由がない、というのになぜ受験したいのか、よくわからない。
先日もとうとうと志望理由を語る生徒さんがいました。
伝統的な織物を世界に紹介したい、そのためには英語を勉強して、短期留学も視野に入れている、とのこと。
伝統的な織物、あなたは実物をみたの?どこが良くて世界に紹介したいの?
と尋ねてみたところ、実物をみたことない、とのこと。
じゃあ、それのどこが良くて紹介したいの?あなたがその織物をこれからやるの?
などと質問を重ねると、だんだん無口になっていきます。
なぜしたいのか、ブレない理由が1番です。
先日、武蔵野美術大学の4年生になる教え子がやってきました。
就職が決まったとのこと。しかもジブリのグッズを作る会社だと言います。
すごいじゃない!!!というと、彼女は自分の作品の絵葉書をくれました。
最近は油絵よりもむしろアクリル絵の具で描いている、
画廊においてもらったり、秋には上海で展覧会に出品するとのこと。
絵葉書を見ると、受験の時にポートフォリオに乗せていた、女の子の絵が。
その時彼女は、この子は私の分身です、と言ってたっけ、と思い出しました。
私にはえ?分身って?と思った記憶があります。
それから4年間、彼女の中でそれは成長を続け、
今でも着実に彼女の芯としているんだなあ、としみじみ思いました。
こういう変わらないもの、ブレないものが大切なんだな、とつくづく思いました。
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